習慣を身につけようとして、数日で自然消滅してしまった。これから習慣を作りたいけれど、何から始めればよいか分からない。やめたい行動があるのに、気づいたら繰り返してしまっている。
こうした経験があると、「自分は意志が弱いのかもしれない」と感じることがあるかもしれません。
しかし、うまくいかないのは、意志が弱いからではありません。習慣は、同じ行動を繰り返し実行するための「道具」です。道具である以上、自分に向いているか、使い方が合っているかで、結果が変わってきます。
この「習慣」という道具は、万人向けではありません。ただ、「自分で決めたことを、その通りに実行できる自分でありたい」と思う人にとっては、最良の道具となり得ます。
この記事では、習慣を「決めたことを実行する道具」として捉え直し、なぜ習慣は最良の道具と言えるのか、習慣は何に向いていて何に向いていないのか、どうやって使いこなせばいいのかまで、まるっと解説します。
この記事を読むと、自分に習慣が必要かどうか、何をどう習慣にすればよいか、自分の言葉で判断できるようになります。
自分で決めたことをやり通したい人、目的に向かって行動を積み重ねたい人は、ぜひ最後までお読みください。
それでは、行ってみましょう!
習慣は、「決めたことを実行する」ための道具
習慣と聞くと、「身につけると良いもの」というイメージがあるかもしれません。ですが、習慣はそれ自体が良いものでも悪いものでもなく、使う人の目的に応じて態度を変える道具です。運動を続ける助けにもなれば、夜更かしでスマホを見続ける原因にもなります。同じ仕組みが、望む行動にも、望まない行動にも働きます。
習慣とは、場面と行動の結びつき
この記事で言う習慣とは、決まった場面と行動が結びつき、考えなくても行動が始まる状態のことです。(*1)
たとえば、歯磨きのあとにフロスを使う、帰宅したら手を洗う。このような行動は、毎回「やろう」と決めなくても、場面に出会うと自然に発生します。

習慣には、気づかないうちに身についたものと、自分で意図して作るものがあります。ソファに座ると、つい手がスマホに伸びる。これは前者の例です。朝食を終えたら散歩に出かける、と決めて繰り返すのは後者の例です。この記事では、主に後者、つまり自分で決めた行動を習慣にすることを扱います。
自分で意図して作る習慣は、「どの場面で、何をするか」を決めて、実行しやすい形に整えることが必要です。この作業を「設計」と呼ぶことにします。
習慣が担うのは「実行」であり、「決定」ではない
習慣が助けてくれるのは、決めたことを、毎回の判断なしに実行することです。何を習慣にするのか、なぜそれをするのか、今もそれを続けたいのか。これらを決めるのは、習慣ではなく自分です。「やろうとする意図」と「習慣」は、それぞれ別々の要因だとされています。(*2)
朝のランニングを例に考えてみましょう。「毎朝走る」と決めるのは自分です。走る場面と手順を整えて繰り返すと、やがて、起きて着替えて、走り出すという流れが自動で始まるようになります。ここで習慣が担っているのは、走り出す部分だけです。走ることが今の自分に必要かどうかを、習慣が考えてくれるわけではありません。
この区別は重要です。「決める」仕事まで習慣に任せてしまうと、もう今の自分には必要なくなった行動まで、惰性で続けてしまうからです。習慣は、決めたあとに働く道具だと、ここでは覚えてもらえればokです。
そして、だからこそ習慣は、万人向けではありません。毎回の状況に応じて、その都度判断したい人にとっては、判断を省く道具=習慣は、必ずしもマッチしません。習慣が力を発揮するのは、決めたことを、その通りに実行したいときです。
習慣が向いている人、向かない人
習慣は、判断を省いて、決めたことを実行する道具です。なので、向いているのは、「決めたことを実行したい」と思う人です。具体的には、次のような人です。
向いている人の3つの特徴
① 決めたことを、周りに流されず、その通りに実行できる自分でありたい人
今日は疲れているから、急な予定が入ったから、周りがそうしているから。その時々の事情で、決めたことが後回しになることがあります。そうした事情に左右されず、決めたことを決めた通りにやり遂げたい。そういう思いが強い人ほど、実行を支える道具の価値が高まります。
② そういう自分でいることに、幸せを感じる人
決めたことをやり遂げたとき、「自分で決めた通りに動けた」という手応えがうれしい。結果そのものよりも、その積み重ねに満足を感じる人です。習慣は、日々の中でそうした手応えを繰り返し得られる土台になります。
③ 目的や目標に向かって進みたい人
資格試験の合格、体づくり、作品づくり。叶えたい目的があり、そこへ向かう行動を、日々の中で確実に積み上げたい人です。目的を達成するには、大抵の場合決めた行動を一度きりでなく、繰り返す必要があります。習慣は、この繰り返しを支えてくれます。
3つとも当てはまる必要はありません。どれか1つでも強く当てはまるなら、習慣を試す価値はあります。
習慣が向かない人と場面
向き不向きは、優劣ではありません。習慣を身につけている人が優れているわけでも、そうでない人が劣っているわけでもありません。判断を省く道具なので、次のような人や場面では、他の選択肢のほうが合うことがあります。
実行の機会が少なければ、場面と行動の結びつきを作る機会も少なくなります。場面が安定しなければ、結びつける場面が定まりません。(*3)(*2)そして、判断が必要な行動は、判断を省く道具とは相性がよくありません。
向いている人であっても、すべての行動を習慣にする必要はありません。
なぜ習慣は、実行のための最良の道具なのか
決めたことを実行する方法は、習慣以外にもいろいろあります。意志の力で毎回やり切ること、人との約束で自分を縛ること、環境を整えて手間を減らすことなどです。どれも役に立つ方法です。
そのなかで、なぜ習慣が最良の道具と言えるのでしょうか。理由は3つあります。いずれも、習慣が「決めたことを、毎回の判断なしに実行する」という性質から生まれるものです。
理由① 気分や迷いに左右されず、行動が始まる
習慣が形づくられると、その場面に出会ったときに、行動が起こりやすくなります。(*1)(*4)
たとえば、朝食後に散歩すると決めて、同じ流れを繰り返したとします。やがて「朝食を終えた」という場面が、歩き始める合図になります。
習慣がない場合は、朝食を終えるたびに、「今日は歩こうか、どうしようか」と考えることになります。天気が悪い、少し疲れている、時間がないかもしれない。考えるほど、やらない理由は見つかるものです。習慣があれば、この「考える」部分が小さくなるので、気分や迷いが入り込む余地も小さくなります。

決めた行動を実行するうえで、手間がかかるのは、始める瞬間であることが多いものです。習慣は、その最初の一歩を、場面に一任できる仕組みです。
理由② 繰り返すほど、実行の負担が減る
同じような場面で行動を繰り返すほど、考えなくても動ける度合い(自動性)が高まります。(*3)(*4)繰り返す機会が多く、手順が単純な行動ほど、習慣が行動に結びつきやすい傾向もあります。(*2)
最初は、「やろう」と意識しないと動けません。けれど、続けるうちに、意識する量が減り、実行の負担が軽くなっていきます。道具が、使い込むほど手になじむのに似ています。
たとえば、読書を続けたいなら、「時間ができたら読む」ではなく、「就寝前にベッド脇の本を開く」と決めます。場面を具体的に決めると、行動のきっかけができ、毎回同じ流れで繰り返しやすくなります。

理由③ 日常に組み込めるので、目的への歩みが途切れにくい
目的を決めただけで、そのための日々の行動が実行できるとは限りません。「体重を落とす」という目的を、「夕食後に10分歩く」という今日の行動まで具体化して、初めて実際に目的のために行動できます。
夕食を終えて食器を片付けたら、そのまま玄関へ向かうという普段の流れが、歩き始める合図になります。まず5分だけ歩いて、時間や体調に余裕があれば続ける形にすれば、日によって使える時間に違いがあっても、目的へ向かう行動は、生活の中に置き続けられます。
目的を決めることと、それを日々の行動に落とすことは、別の仕事です。習慣は、後者を担い、目的に向かうための実際の行動を支えます。(*1)
他の方法と比べても、習慣が最良と言える理由
決めたことを実行する方法は、習慣のほかにもあります。代表的なのは、意志の力で毎回やること、人との約束です。「毎日、ひとりで、決めたことを実行する」という場面で、比べてみます。
| 手段 | 実感としての特徴 |
|---|---|
| 意志 | その日の気分や疲れに左右される。毎回「やる/やらない」を判断する必要がある |
| 人との約束 | 強力だが、相手や場がなければ働かない。ひとりで決めたことには使いにくい |
| 習慣 | 場面と結びつけば、ひとりで、毎日、判断を挟まずに始まる |
意志は、新しいことを決めるときや、状況に応じて判断を変えるときに欠かせません。人との約束は、誰かと一緒だと続きやすい人にとって、強力な手段です。それぞれに良さがあります。
ただ、「毎日、ひとりで、判断を挟まずに実行する」という点においては、習慣の良さが際立ちます。一度、場面と行動が結びつけば、その日の気分や、一緒にやってくれる相手の有無に左右されにくく、行動が始まるからです。
習慣は、決めたことを、ひとりで、実行する、という文脈において、特に有用です。
最良の道具にも、代償がある
どんな道具にも、使いづらい面があります。習慣の場合は、主に3つです。これらは、習慣が向いている人にこそ知っておいてほしい点です。
新しい習慣は、身につくまで続きにくい
習慣は、同じような場面で繰り返すうちに、考えなくても動けるようになります。裏を返せば、新しく始める行動には、場面との結びつきがまだありません。(*1)
結びつきができるまでの間は、毎回自分で「やろう」と思い出し、動かす必要があります。この期間は、忙しい日や気が乗らない日の影響をまともに受けるので、途切れやすくなります。しかも、自動で動くようになるまでの時間は、行動や人によって大きく違います。(*4)行動が複雑だったり、実行する場面が毎回違ったりすると、自動性が低くなる傾向にあります。ただし、場面が安定していれば、複雑な行動でも自動性は高まりやすくなります。(*3)
つまり、習慣が続かないのは、意志が弱いからとは限りません。結びつきを作っている途中の、不安定な時期にいるだけ、ということがあります。
やめたい習慣は、目的が変わっても残る
新しい習慣とは逆のことが、やめたい習慣では起きています。やめたい行動は、長い間同じ場面で繰り返されてきたため、場面との結びつきがすでに強くできています。その場面になると、考える前に行動が始まります。
しかも、この結びつきには「今の自分の望みに合っているか」と改めて考えるタイミングを挟み込む余地がありません。目的が変わっても、やめたいと思うようになっても、その場面になったら反応は起きます。
これに関連する分かりやすい研究として、映画館で食べるポップコーンの実験というのがあります。映画館で食べる習慣が強い人は、古くておいしくないポップコーンでも、新鮮なものと同じ量を食べる傾向にあるそうです。(*5)味ではなく「映画館にいる」という場面が、食べる行動を引き出していたという有名な例です。

日常にも似たことがあります。朝目覚めると枕元のスマホを手に取り、SNSチェックをするのが日常になっている人がいたとします。朝の時間を別のことに使いたいと思うようになっても、目が覚めると、手が勝手にスマホへ伸びる。今の望みとは関係なく、毎朝の時間が消えていきます。気づかないうちに身についてしまった習慣も、同じ仕組みです。
問題は、続けること自体ではありません。続けるかどうかを考え直すタイミングのないまま、時間や労力が使われ続けることです。「決めたことを実行する道具」の性質が、裏目に出る場面だと言えます。
意志で抑え込もうとすると、この反応と毎回正面からぶつかることになります。習慣は、そのときの動機にあまり左右されないため、「やめよう」と思うだけでは、習慣そのものには届きにくいとされています。(*5)(*6)疲れている日などには、さらに崩れやすくなることもあります。やめたい習慣に対しては、意志で耐えるよりも、きっかけとなる場面そのものを変えるほうが、切り替わりやすくなる可能性があります。(*7)(*6)
続いていると、「今も望んでいる」と思い込みやすい
私たちは、自分が何を望んでいるかを、自分の行動から推測することがあります。「毎日やっているのだから、好きなのだろう」「続けているのだから、必要なのだろう」といった具合です。人には、行動の頻度から、その行動を自分が意図していると判断する傾向があります。(*1)
ところが習慣は、望んでいなくても、同じ行動を繰り返させます。つまり、「続いている」という事実は、本人の望みとは関係なく作られてしまうのです。それを望みの証拠として使うと、判断を誤ります。
たとえば、疲れた夜の息抜きとして、寝る前にゲームを少しだけ遊んでいたとします。最初は、ちょっとした息抜きのつもりでした。ところが、いつの間にか毎晩の習慣になり、息抜きの範囲を超えて、夜更かしの原因になっています。「気が紛れるから、ゲームして夜更かしは自分にとって良いことなのだろう」と無意識に習慣になると、見直すタイミングがなくなります。本当は、睡眠や別のことに使いたい夜の時間かもしれないのに、その可能性に意識は向かなくなります。
もちろん、本当に望んで続けている場合もあります。続いていること自体が、間違いの証拠というわけではありません。ただ、続いているという事実だけでは、望んでいるのか、惰性なのかを区別できなくなってしまう。習慣のデメリットの1つです。
習慣を使いこなす3ステップ
習慣は、決めたことを判断なしに続けてくれる一方で、決めたあとの自分の変化には気づきません。だからこそ、使いこなすには、入口を選び、続きやすい形に設計し、流れが変わったら見直す、という3つのステップが必要です。

1つずつ順に見ていきます。
① 選ぶ:習慣にする行動を見極める
習慣にするかどうかは、行動ごとに決めます。習慣が向いている人であっても、すべての行動を習慣にする必要はありません。迷ったときは、次の3つの問いで考えてみてください。
問い1:この行動は、今の自分の目的に役立つか
役立たない行動を習慣にすると、定着した分だけ、目的に使えたはずの時間や労力を使い続けることになります。「習慣にすること」自体が目標になっているときは、まず、その行動が目的にどう役立つかを考えます。
問い2:この行動を、決まった場面で、繰り返し実行できるか
繰り返す機会が多く、実行する場面が安定している行動ほど、自動性が高い傾向があります。(*3)そのため、実行する場面を具体的に決められる行動は、習慣にしやすいと考えられます。たとえば、「朝食後に10分歩く」は、毎日の場面が決まっています。一方、「気が向いたときに遠出して運動する」は、場面も頻度も定まりません。
問い3:この行動は、毎回同じやり方で実行してよいか
状況によって選択を変える必要がある行動は、判断を省く習慣とは相性がよくありません。その都度考える余地を残したほうがよい行動は、無理に習慣にしないほうが、うまくいきます。
どれかに「いいえ」と答えた行動は、無理に習慣にしなくてかまいません。代わりの選択肢には、カレンダーに予定として入れる、判断の軸を先に決めておく、誰かと約束して実行の場を作る、などがあります。
② 設計:場面と結びつけて定着させる
習慣にすると決めた行動は、「どの場面で、何をするか」を決め、実行しやすい形に整えます。これが「設計」です。設計は、次の3つに分けて考えられます。
- きっかけを決める:毎日必ず起きる行動(歯磨き、食事、入浴など)の直後に置くと、場面が安定します。
- 手順を決める:最初の一歩を小さく、迷わない形にします。
- 環境を整える:実行のハードルを下げる準備をします。
朝のランニングなら、たとえば次のようになります。
- きっかけ:起きて顔を洗ったら
- 手順:まず着替える。そのあと、決めたコースを走る
- 環境:ウェアを枕元に置き、シューズを玄関に出しておく
結びつきができるまでの時期は不安定です。この間は、行動を小さくして、同じ場面で繰り返すことに集中します。一度抜けても、それだけで習慣づくりが台無しになるとは限りません。(*4)
続かないときは、意志を強くする前に、行動の側を調整します。
- 場面が定まらないなら、毎日必ず起きる行動の直後に置き直す
- 手順が重いなら、最初の一歩だけに絞る
- 実行の機会が少ないなら、無理に習慣にせず、別の選択肢に切り替える
③ 見直す:目的が変わったら、選び直す
習慣は、決めた時点の自分の指示を、実行し続けます。目的や生活が変わったときは、続けるかどうかを選び直す必要があります。見直しのタイミングは、転職や引っ越しで生活が変わったとき、目標を達成したとき、そして年度の節目など、あらかじめ決めた時期です。
見直すときは、次の問いを使います。
「今日まっさらな状態だったら、この行動を新しく始めるか。」
「始める」と答えられるなら、続ける理由があります。答えに詰まるなら、形を変えるか、やめるかを考えるタイミングです。形を変えるなら、頻度や時間を調整します。やめるなら、意志で耐えるのではなく、きっかけの場面を変えることを考えます。(*7)(*6)
たとえば、目が覚めると枕元のスマホでSNSを開く習慣をやめたいなら、「目が覚めたら、コップの水を一杯飲む」と、同じ場面に別の行動を置く方法があります。スマホを寝室の外に置く、充電器の場所を変えるといった工夫も、きっかけを変える方法です。いずれも、場面との結びつきを弱め、代わりの行動を結びつけ直す工夫です。(*5)(*6)
決め直すことも、自分で決めることです。決めた通りに実行できる自分でありたい人ほど、決めたことを見直す機会を持っておくと、習慣は長く頼りになる道具であり続けます。
まとめ
習慣は、どんな人、どんな状況に対しても万能ではありません。ですが、「自分で決めたことを、その通りに実行できる自分でありたい」と思う人、そういう状況にとっては、最良の道具です。判断を挟まずに行動を始められるので、気分や迷いに左右されにくく、繰り返すほど実行の負担も軽くなっていきます。
一方で、習慣が実行するのは、決めたことだけです。新しい習慣は身につくまで不安定で、やめたい習慣は目的が変わっても残り、続いているという事実は、今も望んでいる証拠とは限りません。だからこそ、行動を「選び」、場面と結びつけて「設計し」、目的が変わったら「見直す」という使いこなしが必要になります。
まずは、今習慣にしたいと思っている行動を1つ選び、「目的に役立つか」「決まった場面で繰り返せるか」「毎回同じやり方でよいか」の3点から確かめてみてください。すでに続けている習慣があるなら、「今日まっさらな状態だったら、この行動を新しく始めるか」と問い直してみるのもよいでしょう。
決めたことを実行できる自分でいるために、習慣を、自分の目的に合わせて使いこなしていきましょう。
参考文献
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- Lally, P., van Jaarsveld, C. H. M., Potts, H. W. W., & Wardle, J. (2010). How are habits formed: Modelling habit formation in the real world. European Journal of Social Psychology, 40(6), 998–1009.
- Neal, D. T., Wood, W., Wu, M., & Kurlander, D. (2011). The pull of the past: When do habits persist despite conflict with motives? Personality and Social Psychology Bulletin, 37(11), 1428–1437.
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