- オーディブルで聴いた内容が頭に入らない
- 「ながら読書」ができない
- オーディブルの効果的な使い方を知りたい
こんな悩み・疑問を解消します。
本記事では、オーディブル(Audible)が頭に入らない4つの原因とその対処法を詳しく解説します。
また、オーディブルを効果的に使う具体的な実行案を、筆者の経験談を交えてご紹介します。
オーディブルで効率よくインプットしたいのに、記憶に残らずもはやBGMになってしまうこと、ありますよね。
せっかく聴くんだったら本の内容をしっかり頭に入れたいところだと思います。
本記事を読むことで、オーディブル(Audible)が頭に入らない原因が分かり、オーディブルを効果的に使うための考え方と具体的な方法を習得できますよ。
それでは、いってみましょう。
オーディブルが頭に入らない原因
1つずつ見ていきます。
理解力の期待値が高すぎる
オーディブルは、活字を目で読むこととは全く異なる新しい読書の形です。そのため、本の理解力が上がるように思うかもしれません。
しかし実際、読書方法を変えただけで理解力が上がることはほとんどないです。
例えば新しい本を買って、一度通して読んだとき、本の内容を半分も思い出せれば良いほうでしょう。
それはオーディブルでも同じことです。オーディブルは活字を読むよりも楽ですが、理解力が上がるわけではありません。
そのため、理解力の期待値が高すぎると、オーディブルで聴いた内容が頭に入らないと感じることがあります。
耳からの読書にまだ慣れていない
読書といえば、大半の人が活字を読むことを想像するでしょう。
耳からの読書は新しい読書の形なので、今までの読書とは異なります。そのため単純に耳読に慣れていないので、頭に入らないと感じることがあるでしょう。
新しいことはうまくいかないことの方が多いです。
初めのうちは耳読に慣れていく必要があるでしょう。
集中力がいる作業と「ながら読書」
オーディブルは「ながら読書」が魅力の1つですが、集中力が必要な作業中の「ながら読書」は逆効果です。
人間は基本シングルタスクなので、1つの作業にしか意識を向けられません。
作業に集中している間は音声に意識が向いていないため、無意識に聞き逃したりしてしまうでしょう。
結果として内容が頭に入りづらくなります。
聴くペースと理解速度が合っていない
オーディブルは再生速度をかなりの幅で調整できます。(0.5~3.5倍速、0.05倍速刻み)
なので再生速度を上げてインプットの効率を上げたいとなるかもしれません。
しかし、先ほど述べたようにオーディブルの理解力は活字を読むのと変わらないです。
早くしすぎると、音声のペースに理解が追いつかず結果的に頭に入らない…となるでしょう。
オーディブルが頭に入らないときの対処法
ここからはオーディブルが頭に入らない原因を解消するための対処法を解説していきます。
2周目、3周目と繰り返し聴く
本を読み返すように、オーディブルも2周目、3周目と聴き返すのがおすすめです。
1周目の理解抜けを少しずつ埋めていくイメージで聴き返します。
理解が薄いと感じる部分、重要と感じる部分だけをピックアップして聴くのも良いです。
オーディブルは活字読書よりも楽なので、2周目、3周目と繰り返しやすいでしょう。
こまめに聴いて耳読書に慣れる
オーディブルは、淡々と流れていく朗読や、聴き戻しなど、活字での読書と勝手が違います。
活字だと読んでる場所を数行戻って読み返しますが、オーディブルの場合は巻き戻しボタンで数秒戻って聴き返す、というように微妙に使い勝手が異なります。
最初はこのような操作性や耳読に慣れるために、オーディブルをこまめに触って聴いてみましょう。
回数を重ねるごとに自然と慣れていきます。
集中力が必要ない作業中に「ながら読書」
オーディブルは、集中力が必要ない作業と組み合わせて使うのがおすすめです。
集中力は基本的に同時に1つにしか向けられないので、集中を向ける時間や頻度が少ない作業中が狙い目です。
オーディブルに意識を向けやすく、単純作業も退屈せずに済みます。
自分に合った再生速度を見つける
自分に合った再生速度は、ナレーターや本の内容によって異なります。
オーディブルでは再生速度を微調整できるのでいくつか試してみて、しっくり来る速度を選びましょう。
深い理解が必要な本は再生速度を下げて聴くのがおすすめです。
対処法の具体的な実行案【経験談含む】
ここまで対処法を解説してきましたが、では実際にどうすれば良いのか具体的な方法が分からないかもしれません。
そこでここからは、対処法の具体的な実行案をご紹介します。
身につけたい内容の本を見つける
まず興味を惹かれた本をいろいろ聴いてみましょう。
そして本当に内容を身につけたいと感じる本を見つけましょう。
本の内容を頭に入れるには、繰り返し聴くことが必要でした。
そして繰り返し聴くためには、身につけたいと感じる本でなければ、何度も聴けません。
それに身につけたいと感じない本は頭に入れなくても良いので、何度も聞かなくていいですよね。
本当に深く理解して身につけたいと感じる本はそう多くないです。
そのためまずはいろいろ聴いて今の自分に必要と感じる本を見つけましょう。
自分に必要と感じる本であれば何度も聴くモチベーションも高まります。
休憩の合間に5分だけ小説を聴く
作業の合間休憩に5分だけ本を聴いて、オーディブルに慣れていきましょう。
実用書だと休憩中にさらに頭を使うことになるので、気軽に楽しめる小説がおすすめです。
日常的に聴く機会が増やせて頭を耳読に慣れさせることができ、リフレッシュもできます。
「ながら読書」は考えることが少ないときに
「ながら読書」は意識をオーディブルに向けられるように、聴きながらする作業を選ぶことがポイントです。
集中がそれほど必要ない作業が「ながら読書」中の作業として適しています。
集中が必要な作業、必要ない作業は得意不得意によっても変わるため、自分に適した作業を見つけてください。
筆者の場合は「通勤中、洗濯畳み中、皿洗い中」などが集中をそれほど必要としない作業に当たります。逆に「運転中、料理中、文書作成中」などは集中が必要な作業です。
「ながら読書」をするときは、自分が集中をそれほど必要としない作業中を選びましょう。
章終わりに内容を思い出してみる
オーディブルは章ごとにチャプターが細かく分かれています。
今の再生速度が自分の理解速度に合っているか確認するために、章終わりに内容を思い出してみましょう。
十分思い出せるなら、理解速度は追いついていると言えます。再生速度は今のままで良いでしょう。もしくは、もう少し早くしても良いかもしれません。
内容があまり思い出せないなら、少し遅くしたほうが良いでしょう。
まとめ
本記事では、オーディブルで聴いた内容が頭に入らない原因とその対処法について詳しく解説しました。
記事でご紹介した対処法を実践することで、オーディブルによる耳読をより効率的に、より有意義に楽しめるようになりますよ。
ぜひ具体的な実行案を試してみて、頭に入らない問題を解消してオーディブルでの耳読を充実させてください。
そして、あなた自身の最適な読書スタイルが見つかるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。