こんにちは、けうzenです。
みなさん、「死ぬまでにしたいことリスト」を持っていますか?
海外では「バケットリスト」と呼ばれ、自分の人生で本当に大切にしたいことを明確にし、日々の選択や行動の指針を分かりやすくするリストとして、映画や書籍の題材にもなるほどポピュラーな存在です。
特に欧米では、節目の年齢やライフイベントを迎える前後に作成する人も多く、単なる願望リストではなく「人生をより充実させるための行動計画」として活用されます。
今回はそんな「死ぬまでにしたいことリスト」を作っていくために、死ぬまでにしたいことランキングを独断と偏見で紹介し、自分だけのリストを作る具体的な手順とヒントを解説していきます。
それでは、どうぞ!
なぜ今、したいことリストを作るべきなのか
「死ぬまでにしたいことリスト」なんて、少し大げさに聞こえるかもしれないですね。でも、人生は自分が思ってるよりもあっという間に過ぎていくものだったりします。仕事や家事に追われ、気がついたら1年が終わっている…そんな感覚がもしあるなら、要注意です。
今のうちに、自分が本当にやりたいは何だったのか、言葉にしていきましょう。作ったリストは単なる願望メモに留まらず、何のために生きてるのか分からなくなった時にいつでも戻ってこれる拠点になると思います。「したいことがない人生よりも、したいことがある人生のほうが楽しい」と、私は思います。
欲が少なくなってきている
子どもの頃は、やりたいことが次から次へと湧いてきませんでしたか?「宇宙に行きたい」「プロ野球選手になりたい」「世界一周したい」「ケーキ屋さんになりたい」「お絵かき屋さんになりたい」——無邪気で、キラキラした夢。
でも、大人になるとどうでしょう。仕事やお金、責任、現実的な制約を考えるうちに、欲と願望がどんどん小さくなっていきます。「まあ、これでいいか」「時間もお金もないしな」と諦めることに慣れてしまうんですよね。気づいたら、欲望のボリュームは限りなくゼロに近くなる。
欲は多いほうがいいのか、それとも少ないほうがいいのか、答えが分かれる問題だと思います。しかし、自分が持ってる欲を理解することは、どちらにしても損はないかなと思います。
イメージできないことは叶えられない
人間は基本的に、頭の中で思い描けることしか実現できません。ぼんやり「楽しい人生を送りたい」と願うだけなら、実現できることもぼんやりしてます。ぼんやりしているので、(コレをしよう)という、実現のための考動はほぼありません。(何か楽しいこと起こらないかな〜)と、楽しいことがあちらから来てくれるのを待つだけです。
「楽しい人生」の中身をもっと具体的にイメージする必要があります。そのために、『したいことリスト』を作るのがおすすめです。
死ぬまでにしたいことランキングTOP30
人気の高いバケットリストをジャンル別にランキング形式でまとめてみました。
他人のリストを見ることは、自分のしたいことを深掘りするのにも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
旅行・冒険系ランキング
- オーロラを生で見る
- 南極大陸に上陸する
- 日本全国47都道府県を制覇する
- エジプトのピラミッドを生で見る
- グランドキャニオンで日の出を見る
- エベレストベースキャンプまでトレッキング
- 屋久島の縄文杉を見に行く
- モルディブで水上コテージに泊まる
- ノルウェーのフィヨルドを観光列車で巡る
- オーストラリアでコアラを抱っこする
体験・チャレンジ系ランキング
- スカイダイビングに挑戦する
- ホエールウォッチングでクジラと泳ぐ
- ホノルルマラソンに参加する
- 熱気球に乗って空から景色を眺める
- コンサートフェスで最前列を体験する
- 自分の部屋を理想の空間にリノベする
- 新しい楽器で好きな曲をマスターする
- 氷のホテルに宿泊する
- VRや最新技術のイベントに参加する
- 自分だけのレシピ本を作る
人間関係・自己実現系ランキング
- 両親に今までの感謝を手紙で伝える
- 自分のブログや本を出す
- 海外に友達を作る
- 好きなことで生計を立てる
- 自分の仕事や作品で誰かに影響を与える
- 大切な友人と定期的に会う時間を作る
- 感謝日記を一年間続ける
- 誰かの夢を応援するプロジェクトをする
- 自然の多い土地に移住して暮らす
- 人に教える活動を始める
自分だけの死ぬまでにしたいことリストを作るステップ
ここからは、自分オリジナルの「死ぬまでにしたいことリスト」を作るステップを解説していきます。
手順を踏めば、誰でも簡単に作れます。
1. アイデアを集める
まずは、アイデア集めるところから始めます。
少しでも興味を惹かれたことは、何でもアイデアとしてストックしていきます。
アイデアをストックしていく場所ですが、オンラインボード上がおすすめです。
メモなどのテキストベースよりも自由度が高く、視覚的にアイデアを並び替えることもできます。
このブログでは、「Whimsical」というオンラインボードWebアプリをおすすめしています。
「現実的じゃないかも」「どうやって実現するのか見当もつかない」なんてことは一旦置いておいて、少しでも気になたことはアイデアとしてストックしていきましょう。
とにかく数を集める
100個でも1000個でも構いません。頭に浮かんだことはすべて書き出してみましょう。
たとえば「宇宙に行く」「推しに会う」「小さなカフェを開く」「本気のかくれんぼをする」みたいに、子どもじみてると感じることでもOKです。数を出す過程で、自分でも気づいていなかった願望がひょっこり顔を出すこともあります。
他者のリストを参考にする
アイデアが出ないときは、他者のリストを参考にするのも手です。
ランキング記事やSNS、書籍などで人のリストを見ていると、「あ、これ私も気になる」というものが意外と見つかります。大切なのは、誰かに自慢できるかどうかではなく、「自分がワクワクするかどうか」です。自分の感性で、どんどんピックアップしていきましょう。
2. 取捨選択する
アイデアを出し切ったら、次は取捨選択です。このステップでは、1つの基準を元に、したいことの絞り込みをします。
死ぬ間際を想像してみる
ちょっと怖いですが、想像してみてください。
無機質な病床の上、点滴と計器に繋がれ、痩せ細った体で起き上がることもできない…。死が近いことと悟ったそのとき、ふと思い浮かぶことはどんなことだろう?目の前にあるアイデアは、その時に思い出して「やっておけば良かった…」と後悔しないだろうか?
価値観の輪郭を鮮明にしたいとき、「死」を近くに連想するのは、怖い反面、効果的でもあります。残された時間が少ないなら、選び取れるものも少なくなるからです。もし「必ず後悔するだろう」と思うものがあれば、それは紛れもなくあなたのしたいことです。
「自分が死ぬ間際、思い出して後悔するかどうか」、このたった1つの基準を元に、アイデアから『本当にしたいこと』を選び取ってください。
ここまでで、したいことリストは完成です。残りの3ステップ目は応用になります。
3. 優先順位を決める(応用)
最後は優先順位をつけるステップです。ここでは「欲求の強さ」と「難しさ」の2軸でしたいことの優先順位をマッピングする方法を紹介します。
1. したいことマップをつくる
まず、ノートやオンラインボードに縦軸に欲求の強さ、横軸に難しさをとった「したいことマップ」をつくります。

マップは右に行けば行くほど「簡単」、左に行けば行くほど「難しい」ことを表しています。同様に、上に行けば行くほど「欲求が強い」、下に行けば行くほど「欲求が弱い」です。
マップは4つの領域に分かれています。
- 右上:欲求が強くて簡単
- 左上:欲求が強くて難しい
- 右下:欲求が弱くて簡単
- 左下:欲求が弱くて難しい
この「したいことマップ」に、取捨選択したアイデアを並べていきます。マッピングすることで、直感だけでは見えにくかった「何から取り組むべきか」が視覚的にはっきりします。
2. アイデアの「欲求の強さ」を評価する
1. でつくったマップにアイデアを並べていきます。
まずは、「欲求の強さ」つまり縦軸だけ考えます。アイデアを比較して、上から欲求が強いもの順に配置していきます。
たとえば、
- 「富士山登頂」: 欲求強い → 上の方
- 「簿記3級を取る」:欲求中くらい → 「富士山登頂」の下あたり
- 「一人で草津温泉旅行」:欲求かなり強い → 「富士山登頂」の上

という風に、すでに配置されているものと比較してアイデアを上下に並べ替えていきます。これで、したいことの「欲求の強さ」優先順が分かりました。
3. アイデアの「難しさ」を評価する
続いて、「難しさ」つまり横軸を考えていきます。縦に並んだアイデアを、その実現の難しさに合わせて左右にスライドする感じです。
上の例で続けると、
- 「富士山登頂」→ 難しい → 左に移動
- 「簿記3級を取る」→ 富士山登頂よりは簡単 → 真ん中
- 「一人で草津温泉旅行」→ お金と時間があれば簡単 → 右に移動

これで、アイデアを並べ替えた「したいことマップ」完成です。
4. 優先順位を決める
完成した「したいことマップ」から、したいことの優先順位を取り出せます。

- 右上(欲求が強くて簡単) … 最優先で実行する項目
- 左上(欲求が強くて難しい) … 計画的に準備を始める項目
- 右下(欲求が弱くて簡単) … 余裕があるときに取り組む項目
- 左下(欲求が弱くて難しい) … 思い切って外すか、後回し
マップの右上に位置するものほど、欲求が強くかつ簡単なものです。優先順位は、右上のものから順に並べていけばokです。
これで、したいことの優先順位が決まりました。このマップを元に、優先度の高いものから着手していってください。
死ぬまでにしたいことを実現するコツ
さて、死ぬまでにしたいことランキングができたところで、最後はどうやって実現していくかということです。
まだ実現してないことを実現していくには、当然ながら今までの自分から何かを変えていく必要性があります。が、そんなことは分かってても、そう簡単に自分を変えられないから、実現できないでいるのかもしれません。
というわけでここからは、死ぬまでにしたいことを実現するために、自分の何かを変えていくハードルを下げるコツを紹介します。
目に入る場所に置く
リストを作ったら、常に目に入る場所に置いてください。印刷して部屋に貼り出しておいたり、スマホの待ち受けにしてもokです。
したいことに向かっていくためには、そのしたいことを何度も思い出す必要があります。何度も思い出す情報は、脳が無意識に「これは自分にとって大事なことだ」と認識して、関連する情報やチャンスにアンテナを張ってくれます。
たとえば「オーロラを見に行く」と書いてあるのを見るだけで、自然と北欧のツアーや北極圏に関する情報に目が向くようになります。
目にする頻度を増やすことで、したいことを叶えるための情報に意識が向き、最初の一歩を踏み出すきっかけが増えます。
したいことスペースを確保する
続いて、定期的にしたいことに取り組むスペースを日常に確保してください。
したいことがあっても、毎日の忙しさに流されてしまうと、実現に向けて動く余裕がありません。だからこそ、意識的に「叶えるための時間」を日常に組み込むことが必要です。
たとえば「陶芸体験したい」がリストにあったら、次の週末に体験教室を調べる、次々週に予約してしまう。ほんのわずかでも、実際に動く時間を先に確保すると、後回しにならずにすみます。
予定に余白をつくることもポイントです。詰め込みすぎた生活では、新しいことを試す余裕がありません。まずはスケジュールに「したいことスペース」をつくるところから始めましょう。
アップデートする
「死ぬまでにしたいことリスト」を、アップデートさせていきましょう。
自分の価値観や興味は変化していくものです。むしろ、変化していった方が健全です。なので、定期的にリストを見返して、違和感を感じるものがあればアップデートしていきましょう。
たとえば、数年前は「海外で仕事をする」が夢だったのに、今は「自然の多い場所で暮らす」に変わることもあります。無理に昔の夢に縛られる必要はありません。
常に「今の自分にとって本当にやりたいこと」を更新し続けることが、リストを新鮮に保つことにつながります。そして、リスト更新を繰り返すうちに、次の行動のアイデアが自然と浮かんでくるはずです。
以上3つのコツを実践していくことで、死ぬまでにしたいことを現実を変えていくハードルを下げられます。
まずは、リストを見える場所に置き、次の休日に一つ前に進めるための予定を入れてみましょう。あなたの「死ぬまでにしたいこと」がここから動き出します。
まとめ
今回は、「死ぬまでにしたいこと」を明確にしたい方に向けて、死ぬまでにしたいことランキングと、自分だけのリストを作成するための考え方・ステップを解説しました。
- 「したいことリスト」は、人生の方向性を見失わないための拠点になる
- 他人のリストを参考にしつつ、100個以上のアイデアを出すところから始める
- 「死ぬ間際に後悔するかどうか」を基準に、やりたいことを取捨選択する
- 「欲求の強さ × 実現の難しさ」でマップを作ると、優先順位が明確になる
- 実現に向けて「リストを目に入る場所に置く」「スペースを確保」「アップデート」
「したいことが思いつかない」「どう行動に移していいかわからない」と感じていた方も、自分の中にある願望の輪郭をはっきりさせる方法はあります。
したいことを言語化して、具体的な行動へと落とし込んでいくと、自分らしい人生の意味や方向性が生まれてくるでしょう。その積み重ねが、後悔の少ない人生をつくる第一歩になります。
まずは、どんなに小さくても構いません。気になったアイデアをひとつ、書き出してみてください。あなたの「したいことリスト」は、そこから少しずつ現実に近づいていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。