どんなに前向きになろうと頑張っても、ふとした瞬間に気持ちが沈んでしまう…。そんなときが誰にでもあると思います。
孤独を感じて辛いとき、理解者が周りにいないと感じたとき、やること成すこと全てうまくいかないとき、後ろ向きになるのは当然のことです。
でも、もしたった一つの言葉で心がふっと少し軽くなることがあるとしたら——知りたくなりませんか?
この記事では、過去を生きた偉人たちが遺した「前向きになれるポジティブな言葉十選」をご紹介します。
どんなときも、今をなだめ、前を向く勇気をくれる、そんな一言に出会えるはずです。
あなたに寄り添い、そっと背中を支える「言葉」を見つけにいきましょう。
前向きになれるポジティブな言葉十選
誰かのちょっとした一言で、雲がかかったようにどんよりした気持ちにスッと光が差し込んで、青空が見えてきた。誰かの言葉で不思議と心が軽くなること、ありますよね。
「言葉」には力がある。前向きになれる言葉を多く知っていれば、自分自身にかける言葉も、前を向こうとするものを選びやすくなっていくでしょう。そんな前向きな気持ちになれる名言を10個厳選してご紹介します。
あなたの心にそっと寄り添う、お気に入りの言葉が見つかるかもしれません。
それでは、どうぞ!
あなたはひとりじゃない。必ず誰かが味方でいる。
マザー・テレサ(人道援助活動家)
今感じている孤独は、自分の人の輪が狭まってきているのかもしれない、そう優しく教えてくれる一言。味方が“今ここ”に見えなくても、あなたのことを想っている誰かは必ずいる。今ある人の輪だけが自分の居場所じゃない、味方を探しにいこうと思わせてくれます。
許すことは弱さではない。それは強さの証である。
マハトマ・ガンディー(人権活動家)
「許す」ことで心を自由にできることを教えてくれる一言。誰かに対する怒りや恨みって、抱え続けているとずっと自分の心を蝕んできますよね。まるで嫌いな人・出来事に進んで執着しているような。どうしても許せないこと、それさえも許す。とても苦しいですが、だからこそ「許す」ことは自分の心を自由にしてあげる強さの証なのです。自分自身を許すことも、忘れずに。
折れそうなときこそ、しなやかであれ。
マヤ・アンジェロウ(詩人、歌手、女優)
プレッシャーやストレスで、心がポキッと折れそうになる瞬間。そんなときこそ、硬さではなく柔軟さが大事。強さって、実は「耐えること」じゃなくて「曲がっても戻ること」だったりします。竹のように、しなやかに。
孤独は、あなたが悪いわけではない。ただ、誰かとまだ巡り会っていないだけだ。
C.S.ルイス(小説家、英文学者)
誰にも理解されないと感じる時間って、ほんとうにつらい。でもこの言葉は、「それは一時的なもの、ずっとじゃないよ」と肩をたたいてくれているように感じます。「まだ」の一言が、希望をくれる。未来にはちゃんと、出会いの場面が用意されていると信じてみましょう。
あなたの価値は、他人の理解とは無関係である。
ブレネー・ブラウン(「恥と弱さ」の研究者)
あなたの存在を、頑張りを誰かに認めてもらえないと、「自分には価値がない」って思ってしまうこと、ありますよね。でも本当の価値は、「自分の内側」にある。たとえ誰かに理解されなくても、あなたの価値は消えない。堂々としていていいんです。
明日は誰にも見えない。でも、今日できることは必ずある。
スティーブ・ジョブズ(Apple共同創業者)
未来が見えないとき、不安に押しつぶされそうになりますよね。でも、この言葉は、「明日のことは心配しなくていい。今日できることに集中しよう」と背中を押してくれる。未来は今日の積み重ねの先にある。だから、まずは一歩だけ、今できることをやってみましょう。
夜は休息の時間。がんばらなくていい。
中村天風(思想家)
心にふんわり毛布をかけてくれるような一言。夜って、つい反省会モードになってしまいませんか?「あれができなかった…」「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」。でも、夜はもうがんばらなくていい時間。頭と体に疲労が溜まった夜は深く考えず、しっかり寝て元気になった朝に考えましょ。疲れた心に「おやすみ、また明日」。
つらさの裏には、きっと意味がある。
相田みつを(詩人、書家)
「今はわからなくても、この経験には意味がある」と教えてくれる言葉。苦しい出来事があったとき、少しずつ立ち直るにしてもタダでは起き上がりたくないですよね。もしかしたらそのつらさは、未来の自分を、自分の大切な人を、助けるために出くわした試練なのかもしれません。
苦しみを知っている人は、人に優しくなれる。
H・ジャクソン・ブラウン・Jr.(作家)
苦しんだ経験のない人は、今苦しんでいる人の気持ちが分からず、優しくもできない。人に優しくする余裕がないほど苦しい時、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。でも、この言葉は「苦しんだ経験は、ちゃんと優しさに変わる」と言ってくれています。苦しい経験があるからこそ、同じ境遇の人に寄り添える。人としての深みになる。その優しさは、大きな財産です。
未来を決めるのは運命ではない、選択だ。
トニー・ロビンズ(起業家、講演者)
「変われるかどうかは、選ぶかどうか」だと教えてくれる一言。決められた道に従って、死ぬまでただ漫然と生きるのが未来じゃない。自らが選び取っていく姿勢が、それまでの未来を塗り替え、作り変えていくのだと、気づかされます。
ポジティブな言葉・名言を日常に活かすコツ
今の自分に寄り添ってくれるような、心にじーんと響く言葉を見つけたなら、「読んで終わり」ではもったいない。
自分を勇気づけてくれる言葉は、心のポケットに忍ばせておきましょう。
ポジティブな言葉を自分の味方として活かす、シンプルだけど効き目のあるコツを3つ解説します。
目に見える場所に言葉を置く
言葉を目にする回数を増やしましょう。
例えば、洗面所の鏡や冷蔵庫、パソコンの横など、日常のちょっとした場所に、紙に書いて貼っておく。
ちなみに私は、あえて小さな字で言葉を印刷して、部屋の遠めの壁に掛けて、目の体操と兼用して言葉を置いています。
目が疲れた時のリフレッシュにもよく、ついでにお気に入りの言葉を何度も目にできるので一石二鳥です。
場面や時間ごとに言葉をストックしておく
「ストレスを感じるとき」「漠然とした不安を感じるとき」「夜、寝る前」「朝、だるいとき」。場面に応じて自分専用の“言葉の処方箋”を作りましょう。
ストックしておくと、その時の自分に寄り添った考え方・捉え方の引き出しを増やすことができます。
スマホのメモアプリにカテゴリ分けして保存したり、小さなノートに手書きで書きためてもOK。
心に寄り添ってくれる“お守りフレーズ”が明日の自分を救います。
好きな言葉ランキングを作ってみる
「自分の好きな言葉トップ5」を決めてみてください。
「今の自分は、こういうことを大切に思ってるんだな」と、自分の価値観が浮かび上がってきます。
ランキングは時期によって変わることもあるので、定期的に見直してみるのもおすすめ。
変わった時は、価値観も変わったということです。
今の自分を知る一つの指標として、試してみてください。
あなたは「あなたが触れる言葉」で出来ている
「言葉」は、私たちの感情を上げもするし、下げもします。
だからこそ、ポジティブな言葉を意識的に取り入れることは、前向きな心の土台を作る大切な習慣です。
そして、日常的に触れる言葉は、自分自身をどう扱うかを決める「自己対話」の材料になります。
ぜひ今日から、あなたに響いた言葉を1つ、日常の中に取り入れてみてください。