こんにちは、けうzenです。
「読書習慣を身につけたいけど、忙しくてなかなか時間が取れない」「読書を始めたいけれど、どんな本を選べばいいのかわからない」とお悩みではないでしょうか?
読書は良いことがたくさんあると分かっていても、習慣化するのは意外と難しいですよね。
ということで今回は、忙しい日常の中でも無理なく読書習慣を身につけるためのコツや具体的な方法を解説していきます。
この記事を読むことで、読書を習慣化するためのハードルを下げる方法が分かり、日常に読書を取り入れやすくなります。また、読書を楽しむことで得られるメリットを存分に活用できるようになります。
読書習慣を身につけて、日々のストレスを軽減しながら自分を磨いていきたい方は、ぜひ最後までお読みください。
それでは、いってみましょう!
忙しい人が読書習慣を身につけるメリット
読書習慣は、忙しい日常の中でも、身につける努力に見合う多くの恩恵をもたらしてくれます。
たとえ短時間でも、定期的な読書がストレス軽減や集中力向上、知識・考え方・視野を広げるなど、有り余るメリットがあるのです。
これから身につけようとしている読書習慣は、どんな良い未来をもたらしてくれるのか?
まずは、読書習慣を身につけるメリットについて見ていきましょう。
集中力アップ
現代は、スマホ、テレビ、騒音など、私たちの気を散らすものに溢れています。一冊の本に意識を向け、他のことを意識からシャットアウトする読書は、日常の注意散漫を減らしてくれます。
また、読書を通して、読書しやすい環境を整えることにも意識が向くでしょう。ひとつのことに意識を向けやすい環境を整えること、これも集中力の一部です。
必要な環境を整える力、ひとつのことに意識を向け続ける力は、読書以外のことにも応用可能な集中力として磨かれます。
心を集中させることができれば、どんな困難も克服できる。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・発明家)
ストレス軽減
小説やノンフィクションは、物語への感情移入が日常のストレスを遠ざけていきます。
また、物語から勇気や感動を得ることもあるでしょう。ビジネス書や実用書であれば、知識・考え方・新しい視点など、凝縮された知恵を得ることができます。
英・サセックス大学の研究によると、読書は1日にたった6分でもストレスの軽減に有意にはたらくようです。その効果は、音楽鑑賞や散歩、コーヒー、ゲームよりもストレスの軽減に効果的であるとのこと。静かな読書時間は、心と体をリフレッシュさせてくれます。
心にとっての読書は、身体にとっての運動と同じである。
リチャード・スティール(アイルランド人作家)
想像力アップ
多様な物語に触れることは、他者の視点を受け入れ、異文化を理解する、心の柔軟性を高めてくれます。
また、記述された情景を思い描くことは、自分の考えを上手く言語化する力にもつながるでしょう。自分の考えを誤解なく他者に伝えられる、他者の考えを誤解なく受け止められるようになります。
読書っていうのは冒険の一種なんだ。読むのは新しい場所への旅だ
チャーリー・ブラウン(ピーナッツ)
問題解決力アップ
著者が長年かけて蓄積してきた知識や経験、ノウハウの結晶を、読書は短時間で追体験させてくれます。
他者の経験や失敗談から学び、自分の失敗を未然に防ぐことができます。また、読書を通じて得た知識を現実の問題解決に応用できます。読書は、問題を正確に把握して解決策を見出す力を育てます。
私は、自分がこれまでに読んだあらゆるものの一部である。
セオドア・ルーズベルト(アメリカ合衆国第26代大統領)
自己表現力アップ
本に出てくる新しい語彙を知ることは、言葉遣いの幅と奥行きが広げることにつながります。
また、文章に長く触れることになるので、分かりやすく説得力のある表現が自然と身についていきます。読書は、深い思考を言葉にする力を育てます。自分の価値観を再確認し、他者に伝える能力も向上します。
書物は我々のうちなる凍った海のための斧なのだ。
フランツ・カフカ(チェコ出身の小説家)
読書習慣を身につけるのが難しい理由
ではなぜ、読書習慣を身につけるのは難しいのでしょうか?
ここからは読書習慣を身につけるのが難しい理由を、「モチベーション、能力、きっかけ」の3つの視点から解説していきます。
モチベーション不足
仕事や家事で疲れて、読書の気力がわかない
仕事や家事に追われると、読書は後回しになりがちです。
疲れがたまっていると「読書=努力」というイメージが強くなり、始めるハードルが高くなります。
読書の優先順位は自然と低くなってしまうでしょう。
読書以外の娯楽に気を取られる(スマホやテレビなど)
現代は、SNSやYouTube、テレビなど、読書よりも手っ取り早く面白いものが観れます。しかもその興味を惹きつける力は上がっていくばかり、量も一生かかっても消化し切れないほどです。
スマホやテレビが身近にあると、読書よりも手軽なデジタル娯楽に流れやすいでしょう。
読書の目的がはっきりしていない
「何のために読むのか」その本を読む目的がないと、そもそも読み始めることすら難しいでしょう。その本から何を得たいのか、求めるものをイメージできないと、読書を始める動機がありません。
動機がないと、読みたい本を選ぶ基準も分からず、読書そのものが遠ざかってしまいます。
能力的な壁
本が難しすぎて分からない
今の自分には難しすぎる本は、読書習慣はじめには相性が悪いです。読み進めるのが苦痛になります。
理解できない本を読み続けるのは苦行です。極端な例を挙げると、英字本や最先端のLLMに関する専門書を読んでもさっぱりでしょう。
背景知識が不足していると内容を理解できず、読書=辛い・難しい印象が強まってしまいます。専門書や難しい表現が多い本は避けたほうが良いです。
集中できない
読書に苦手意識がある人は、1つのことに意識を向け続けるのが得意ではないことが多いです。
しかしそれは、個人の気質ではなく周囲の環境によるものが大きく影響しています。騒音がうるさかったり、気を散らすものが多い環境では、当然読書に集中することは難しいです。読書モードに入るまでに時間がかかるでしょう。途中で投げ出してしまう原因にもなります。
読書には、読むことに集中できる環境を整えることも重要です。
読む速度が遅いと感じる
自分の読書スピードが遅いと感じると、苦手意識を持ってしまうこともあるでしょう。
読書に慣れていない頃は、内容を理解するのに何度も読み返したり、確認することがあります。結果、読書が億劫になるケースもあるでしょう。
自分の読む速度にストレスを感じない工夫が必要です。
きっかけの欠如
読書を始めるタイミングがない
忙しい日々の中では、意識しないと、読書を始めるタイミングを見つけるのは難しいです。
1日の中で明確に「この時間は読書時間」と決めていない場合、思い立った時が読書のタイミングになります。が、普通に暮らしていて読書に思い立つことは、ありません。
読書を始めるタイミングを作る必要があります。
すぐ読み始められない
本をすぐに読み始められる環境にないと、読書を始めるハードルが高くなります。
例えば、手元に本がない、本を探すのに時間がかかるなどが理由として考えられます。
思い立ったときにすぐ読み始められないと「今はいいや」と意識が他のことにすぐ流れることもあるでしょう。
読み始めるまでの手順を少なくする工夫が必要です。
読書を意識する機会がない
読書を生活の一部に組み込む工夫が不足していると、日常的に読書を意識することが難しくなります。
読書のきっかけとなるイベントや仲間など、日常で読書を意識する仕組みがないと、習慣化するのは一層困難です。
読書に意識を向ける、もしくは無意識に読書をしてしまう仕組みが必要でしょう。
読書習慣を作るための具体的な方法
ここからは、前節でご紹介した読書習慣が身につかない原因を解消し、良い読書習慣を育てていくための具体的な方法と考え方を解説していきます。
モチベーションを高める方法
読書を「リラックス時間」と捉える
読書を仕事や家事の合間にリフレッシュする時間の一部と位置づけてみましょう。メリットでご紹介したように、読書にはストレス軽減効果があります。状況と組み合わせによってリラックス時間に仕立てることができます。
静かな朝、明るい部屋でソファに腰掛け、温かいコーヒーを飲みながらゆっくり読書。思い浮かべるだけで心地よいシチュエーションではないでしょうか。そっくり真似られないにしても、参考にできる部分があります。
例えば、お気に入りの飲み物と一緒に読書を楽しむなど、簡単な工夫で十分です。読書に心地よい工夫を加えて、リラックス時間に仕立て上げてみましょう。
物語性を重視して本を選ぶ
自分の好きなジャンル(ミステリー、恋愛、冒険など)から本を選び、読書を一つの娯楽として楽しみましょう。
小説やエッセイは物語性があり、その気がなくても、気づいたら感情移入していることもあるでしょう。結果、どんどん続きが読みたくなり、止まらなくなります。
物語への没頭は、日常のストレス解消と「癒し」も与えてくれます。
何を得たいか「読書の目的」を決めておく
具体的な目的を思い浮かべて、その目的に合わせた本を選んでみましょう。例えば「仕事の進め方を磨く」「面白い物語を楽しむ」のように。
目的のある読書は、読んだ後に何が残るか、意識できてるということです。なので、本選びを間違わず、読了後に成果や満足感を得やすいです。
読んだ内容が実際に役に立ったときの喜び、いい話だったという満足感は、読書の醍醐味です。
能力を高める方法
自分に合ったレベルの本から始める
最初は難しすぎる本を避けて、初心者向けのビジネス書や人気の小説などから読み始めて、読書のペースを掴んでいきましょう。
読書の目的は、「難しい本を読み終えること」ではなく、「知りたいことを知り、読みたい物語に触れること」です。
「いい気づき・学びを得らえた、面白かった」と思えるような本からスタートして、知識と世界を広げていきましょう。
1回の読書を細かく区切る
一度に長い読書時間を取れなくても全く問題ないです。1回の読書時間を区切って、時間がない日でも続けることができるようにしましょう。
例えば「寝る前に5分だけ読む」など、時間やページ数、節数を目安に細かく区切りましょう。読まなくちゃいけないプレッシャーを小さくできます。
読書を習慣にするには、短時間でも毎日続けることが最重要です。焦らず、小さく始めて、続けていきましょう。
スピードを気にせず、自分のペースで読む
読書のスピードは人それぞれです。焦らず自分のペースで読み進めましょう。途中で立ち止まって考えることがあっても、それも読書の過程なので気にしないOK。
「今日はどこまで進めたか」よりも、「どれだけ楽しめたか」というマインドで楽しんでいきましょう。
きっかけを作る方法
「隙間時間」を読書タイムにする
朝の通勤時間や寝る前など、隙間時間を読書タイムにしてみましょう。隙間時間にたった1ページの読書しかできなくても、積み重なるとそれがいつも通りの行動になり、習慣となっていきます。
電車の中や、家事中など、紙の本を読めない状況では、オーディブルなどオーディオブックが便利です。
手元に本やKindleを置き、読書しやすい環境を整える
手の届く場所に本を置いておくことで、気が向いた時にすぐに読書できます。電子書籍なら、Kindleアプリをすぐ開けるようにしておけばOKです。
自分の視界に本があるだけで、読書を意識するタイミングが増えます。結果、読書を始めやすくなるのは必然です。
本とセットで、ノイキャンイヤホンや快適な椅子、ライトスタンドなどを用意しておいて、物理的に読書しやすい環境を作るのもおすすめです。
if wantルールを使う
「if wantルール」は、したいことをする前に読書を設置するルールのことを言います。例えば、「お気に入りのテレビ番組を見たければ、その前に本を1ページ読む」といった形で、読書を自分が楽しみにしていることの前に置きます。「読書をした報酬に、したいことができる」という設計です。
そのほかにも「帰宅後、お酒を開ける前に、本を3節読む」というように、読書を自分の楽しみと結びつけることで、「読書をすれば報酬=したいこともできる」と紐づけられます。
何か「したいこと」の前に読書を置くことで、読書が「したいこと」のために必要な行動として生活に組み込みやすくなります。
読書習慣を助ける便利アイテム
ここからは、読書のハードルを下げ、読書習慣を助ける便利アイテム&サービスをご紹介していきます。
Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedは、Amazonの提供する500万冊以上の電子書籍読み放題サービスです。月額制で数多くの本が読めるため、紙の本と比較して一冊あたりのコスパが段違いに高いです。
Kindle Unlimitedの個人的に最もおすすめできるポイントは、新しい本をリスクゼロで何冊も試せることにあります。
紙の本なら、買って読んでみて失敗だったとき、自己都合での返品はほぼ不可能でしょう。お金も当然戻ってきません。買って読み始めるまで面白いか分からない、言ってしまえばギャンブルなわけです。
しかしKindleであれば、面白くないと思ったその瞬間、読むのをやめて次の本に行くだけ。読み放題なので選んだ本が失敗だった時のリスクがありません。
しかもデジタル書籍なので、保管場所を取らない、部屋が本で散らかることもない、重い本を持ち歩かなくてもいい、読書の存在を身近にする上でも必須級に便利なサービスです。
Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhiteは、先ほど紹介したKindle Unlimitedの提供元であるAmazonの、読書に特化したデジタル端末です。目に優しいe-inkディスプレイで、紙の本に近い読み心地のため、スマホやディスプレイを眺め続けるのは目がきついという方におすすめできます。
また、Kindle Paperwhiteは用途が読書のみに限定されています。他のことに気を取られず読書に没頭できるつくりになっていることが、読書習慣づくりの観点から最もおすすめできるポイントです。
スマホはいろいろできて便利ですが、その分SNSやYouTube、Tiktokなどにつられてしまう側面があります。そこで読書の習慣化にはKindle Paperwhiteを専用機として持っておくことが、読書以外のことに気が散りやすい方におすすめできます。
ブックスタンド
ブックスタンドは、紙の本を読む時に重宝する便利アイテムです。
放っておくとすぐ閉じてしまう本を、ページを開いたまま固定していられます。参考書や技術書、レシピ本などを開いたまま、参照しながら勉強・作業・料理するのに便利です。参照しながら手を動かす系の実践本と相性が特に良いです。
また、実践本でなくても、手に持たなくて済むので疲れず、快適な読書をサポートしてくれます。手に持つ読書は下を向きがちですが、スタンドで本を立てると前を向いて読めるので姿勢を保ちやすく、首への負担が少ないです。
ブックスタンドは、紙の本の読書を快適にしてくれますが、特に実践系の本を参照しながら手を動かすときにおすすめです。
読書記録アプリ「読書メーター」

読書メーターは、読書欲を加速してくれます。
アプリには、読んだ本や読書時間の記録を残していけます。記録を通して、自分の趣味趣向を観察でき、読書習慣の定着具合を観察できます。
気になる本をリスト化しておけるため、次の楽しみをどんどん見つけることが可能です。他の読書家のレビューやおすすめも参考にでき、次読む本選びに困りません。
Kindle Unlimitedで利用できるおすすめ本
ここからは、Kindle Unlimitedで最初に何から読めばいいか分からないという方向けに、読み放題対象本の中で最初の一冊としてお勧めできる本を4つ紹介していきます。
うまくいっている人の考え方
自分の時間―――1日24時間でどう生きるか
新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ
あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー
Q&A:読書習慣に関するよくある質問
- Q途中で飽きてしまいます。どうすれば続けられますか?
- A
短編や章ごとに完結する本を選ぶと、最初から面白い確率が高いので飽きずに読み続けられるかもしれません。また、本選びの時「読書メーター」などのレビューサイトを参考にするのもおすすめです。読んだ人の感想を知れます。
- Q忙しくて時間が取れない時はどうしたらいいですか?
- A
習慣づくりには、ほんの少しでもいいので続けることが大切です。移動中や寝る前などの隙間時間と、Kindleのような簡単に使える電子書籍アプリを活用して、ほんの少しだけ読むことにしましょう。極論1文字でもokです。
- Q本を買い続ける負担が大きいです…。
- A
Kindle Unlimitedのような月額制のサービスなら、単行本1冊以下の月額料金で500万冊以上が読み放題、毎回本屋に買いに行く必要もありません。
- Q読書に集中するコツは?
- A
自分が心地よいと感じる環境を作りましょう。具体的には、五感に働きかける情報を少なくしましょう。静かで、気が散るものが少ない環境が作れれば、自然と集中できるようになるでしょう。
- Qどのくらいのペースで読書を進めるべきですか?
- A
自分に合ったペースで大丈夫です。無理に早く進めようと焦らず、楽しみながら読むことを大切にしてください。
まとめ
今回は、忙しい人が読書習慣を身につけるメリットや、読書習慣を続けるのが難しい理由、そして読書習慣を身につけるための具体的なアプローチ方法について解説しました。
- 読書のメリットは「集中力向上」「ストレス軽減」「想像力向上」「問題解決力向上」「自己表現力向上」。
- 読書が難しい理由には「モチベーション不足」「能力的な壁」「きっかけの欠如」が関係している。
- 読書習慣を身につける方法は「リラックス時間として楽しむ」「レベルに合った本を選ぶ」「隙間時間を活用する」「読書しやすい環境を整える」。
この記事の内容を参考にすることで、読書を始めるハードルを下げて、読書習慣の第一歩を踏み出すことができます。日常のストレスを軽減しながら、知識を深めたり、豊かな今日を自分の力で作っていく力を磨いていけます。
まずは簡単なステップから始めてみてください。この記事で紹介した方法を一つでも試して、読書を生活に取り入れる第一歩を踏み出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。