みなさん、こんにちは!
自分が望む未来のために、習慣を身につけようとしているけれど、思うように身につかない…身についても成果が出ている実感がない…そんなお悩みはありませんか?
「毎日同じことばかりで新鮮さがない…」「思ったように結果が出ない…」と感じること、ありますよね。
そこで今回は、一般に良いものとされる習慣の、あまり語られていないデメリットについて、解説していきます。
この記事を読むことで、習慣のデメリットを詳しく理解し、それらを克服して望む未来を引き寄せる方法がわかります。
「望む未来を引き寄せるための習慣なのに、自分にとってプラスになってる気がしない…」と感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
それでは、いってみましょう。
習慣のデメリット5選
習慣が自分の望む未来を引き寄せる手段であることは紛れもない事実ですが、習慣にもデメリットはあります。
メリットにスポットライトが当たりがちですが、自分の思い描く未来を引き寄せるために実際に習慣を実践していく上では、あまり知られていない習慣のデメリットについて理解を深め、適切に対処することも重要です。
ということでまずは、習慣がマイナスに働いてしまう5つの側面、習慣のデメリット5選について解説していきます。
考えなくなる
毎日する行動が習慣化されると、判断を要する回数が減り、ラクに素早く物事をこなせるようになります。
しかし、それと同時に考える回数も減ります。
習慣は、繰り返すうちに判断を必要としなくなるので、新しい気づきや改良の余地を見逃す可能性が高くなります。
考えることなく、単に今までと同じ手順をこなすことが習慣となり、前進・成長の停滞要因になることもあります。
時間がかかる
習慣の定着には少なからず時間がかかります。より正確にいうと、回数がかかります。
習慣は時間ではなく、反復回数で身につくものだからです。
そのため、すぐに大きな成果を期待するとガッカリすることがあります。
習慣を身につけるには、長い目で見る姿勢と小さな成果を噛み締めるマインドが必要です。
続けられない時の自己批判
目標のために意気込んで始めた習慣が一度途切れると、「自分はなんて怠け者なんだ…」と自己批判に陥りやすくなります。
習慣を守れなかったことに対して、人は過度に自分を責めてしまいがちです。
そしてさらに習慣が守れなくなる悪循環に陥り、過度な自己批判を生み出すだけの結果になってしまうこともあります。
新しいことを取り入れづらくなる
1つの習慣が定着すると、必然的に新しい取り組みにかけられる時間が減ります。
特に、日々のルーティンが決まっている場合、新しいことを試す機会もきっかけも少なくなります。
うまくいっている時は問題ないですが、環境も自分自身も全ては変化するもの、うまくいかなくなった時には今の習慣を見直す視点が必要です。
柔軟性の低下
特定の時間に習慣を配置すると、柔軟な対応ができなくなることがあります。
習慣は、1日の中で同じ時間帯に配置すると繰り返しやすいですが、その時間帯は他のことができなくなる分、突発的な割り込みタスクに対処する柔軟性が低下します。
日中で柔軟な対応を必要とすることが多い時間帯は、習慣がかえって対応力を低下させることになるかもしれません。
習慣のデメリット事例
習慣のデメリットが日常の中でどのように現れるのか、具体的な事例を挙げながら見ていきます。
決まった時間に起きる
毎朝決まった時間に起きることは、ほとんどの人にとってプラスな習慣ですが、状況によってマイナスにもなり得ます。
マイナスになる状況は、例えば、繁忙期でどうしても帰る時間が遅くなってしまうとき、数ヶ月に1回の遊びに出かけたときなどです。
心身の疲れ具合や寝床につく時間を加味せず無理やり同じ時間に起きようとすると、疲れが取れず体調を崩す根因となってしまいます。
筋トレ
筋トレを習慣にする際は、まず自分のレベルに合った筋トレメニューを作るところから始める方が多いでしょう。
一度作った筋トレメニューは繰り返すうちに慣れてきて、取り組むハードルが下がっていきます。
しかし同時に、新しい種目のお試しや、負荷を上げることに抵抗を感じるようになるかもしれません。
慣れ親しんだ方法を好んで、新しいことを導入する心理的ハードルが同時に高くなっていくからです。
負荷の更新がなく、持続的な成長の機会を逃してしまう可能性があります。
今日の振り返り
毎日の振り返りは、今の自分が感じていることを言葉にして、明日の自分により快適に過ごすヒントを残せます。
自分の心と身体の状態を観察して、何が良かったか、これからも続けたいこと、改良点、気づき、試したいことなど、明日の自分が何をすればいいのか、たくさんのヒントをバトンタッチできます。
しかしながら、振り返りが義務になると、振り返る内容がパターン化したり、面倒になったり、ネガティブ印象を受けるようになるかもしれません。
「決まりだからやってる」というスタンスの振り返りは、明日に良いヒントを残しづらく、意義の薄い行動になってしまいます。
習慣のデメリットを解消したらどうなるか?
それでは、もし習慣のデメリットが解消されたらどんな良いことが待ってるのでしょうか?
ここからはデメリット解消によるポジティブな変化について具体的に見ていきます。
際限なく、ちょっとずつ前進・成長できる
習慣で実行する行動について考えなくなるデメリットを解消することで、習慣の硬直化を回避できます。
習慣が身についていたとしても、改良点は少なからず存在します。その改良点こそが前進・成長の種です。
自分を取り巻く環境の変化や自身のスキル熟練に合わせて際限なくちょっとずつ前進・成長できます。
楽観的になる
習慣が続かない時の自己批判をやめることで、楽観的に物事を捉えられるようになります。
習慣が続かない原因を、自分のやる気や根性のせいにするのではなく、取り組み方が合ってなかったと捉えることで、建設的かつ前向きに今ある問題に向き合うことができます。
楽観的な姿勢は、失敗は自分の望む未来に進めている証であると捉えるマインドの後支えです。
楽しさ・うれしさを見出すのが上手くなる
楽観的になることで、日常の些細な出来事に楽しさ・嬉しさを見出すのがうまくなります。
単調な同じことの繰り返しだった習慣の中にも、新たな発見や気づきを見つけやすくなるでしょう。
今まで気づかなかった変化が増え、変わり映えのなかった今日がワクワクや知りたいことなどの興味に溢れる日常に変わります。
積み重ねに基づいた自信が出てくる
微細な変化を楽しみ、日々を積み重ねていくことで、「自分は自分を変えられる、毎日を楽しめる」という自己認識を信じるための証拠が増えていきます。
自己認識を信じられる、つまり自信が出てくるということです。
自身の証拠が積み重なるほど、自分は「変われる、毎日を楽しめる」人間であるという自己認識になっていきます。
一貫性と柔軟性をあわせ持てる
ミスに寛容になり新しいことを受け入れられるようになると、自分の芯はブレず、それでいて考え方や環境変化に適応する力をあわせ持てるようになります。
自分の大切に思う価値観は頑として守りつつ、自分がより良くなれると感じた変化は受け入れられる状態です。
自分に自信を持って今日を楽しみつつ、価値観に沿った生き方を守りながらもより良い変化を模索していて変わることを恐れない、習慣によって行き着くまさに究極体でしょう。
習慣のデメリットの克服方法
デメリットを克服した未来像がイメージできたら、最後の問題は、「ではどうすれば習慣のデメリットを克服できるのか?」ということです。
ここからは習慣のデメリットを克服する方法について解説していきます。
襃私マインド・自分を褒める
習慣が身につく瞬間はどんな時でしょうか。
習慣が実行できなかったり、思い通りに進められなかったりした時に、「もっと頑張らないと」と自分を責めた時でしょうか。
違います。
習慣が身につく瞬間、それは習慣を実行して「やった!できた!うれしい!」と感じた時です。
習慣は、実行した行動にポジティブな感情が伴った時に形成されます。
ということはすべきことは一つです。
自分が取れた行動を自分で褒めてあげてください。褒めるハードルを極限まで下げてください。
冗談ではないです。本気です。
そして逆に、できなかったことを自己批判する必要はありません。
人は、ネガティブな感情が伴う行動から離れようとします。
出来なかった時は「改良の種が見つかった」と捉えるスタンスでokです。
出来たことを褒める、出来なかったことを改良の種にする、この襃私マインドを育てていきましょう。
イレギュラーの許容
習慣を実行できなかった日を許容してあげましょう。完璧主義で0か100かで判断しなくてもいいのです。
私たちの日常がいつも同じで一定なことはほぼないです。常にいろんな出来事が降りかかってきます。
仕事が忙しかったり、急用ができたり、体調を崩したり、毎日しようと決めたことができない日もあります。
そんな日があってもいいのです。どうしてもできない日はあるものです。
大事なのは、できなかった次の日、またいつものように習慣をこなすこと。
習慣を実行できなかった次の日が、習慣が途切れる分かれ目であり最重要です。
習慣を実行できなかったイレギュラーな日を許容して、次の日からまたいつもどおり習慣をこなしていきましょう。
become → beへのマインドシフト
私たちは、become(何かになる)マインドを普段から持っています。「今の自分に足りない何かを埋めて、理想の自分になる」と考えることが多いです。
「健康になる」「お金持ちになる」「キレイになる」。ではいつの瞬間に「健康になった」と言えるのでしょうか。
いつ達成できるかも曖昧な「何かになる」マインドでどこまで頑張れるでしょうか?
曖昧なゴールを目指して、闇雲に、がむしゃらに頑張るのはもう終わりにしませんか?
be(である)マインドにシフトしましょう。
beマインドとはつまり、「自分は健康的な人間である」という自己認識で、健康的な人間ならどう振る舞うかを考えて行動することです。
今この瞬間に健康的な振る舞いをとることで、あなたは「自分が健康的な人間である」ことを信じられる証拠を1つ得ます。いつもよりヘルシーな昼食にしたことが、自分自身を健康的な人間であると認識できる証拠になるのです。
つまり、今日の行動はあなたの自己認識への投票なのです。
今日の行動によって、今この瞬間にあなたがありたい状態に1票を投じることができます。例えば、今日健康的な振る舞いをしたあなたは、「自分は健康的な人間である」という自己認識に1票投票したことになります。
「自分は健康的な人間である」票が集まって、その自己認識を疑いなく信じられるようになった時、あなたはすでに健康的な人間になっています。
そして、あなたがありたい状態に1票を投じるための今日の行動が、習慣なのです。
becomeマインドをbeマインドにシフトして、習慣を身につけていきましょう。
変化の習慣
変化の習慣は、これまでに紹介した克服方法と違い、階層が1つ上になります。
習慣によってあなたの状態は変化していきます。例えば、早寝早起きの習慣をこなすことで、あなたは健康的になっていきます。
そして変化の習慣は、習慣にアプローチします。
習慣は手順に慣れてきて考えなくなってしまうのがデメリットでした。
そこで、手順や考え方に変化を加えることを習慣の一部にします。
習慣は状態にアプローチするのに対し、変化の習慣は習慣にアプローチします。
今ある習慣をより快適にこなせるアイデアを貯めておいて、定期的に習慣を見直すのです。
早寝早起き習慣であれば、
- 寝るタイミングにスマホのアラームを鳴らす
- 寝る時専用のアラーム音を決める
- 朝起きた時、体を起こしてからアラームを止める
習慣がよりうまくいくかもしれないアイデアを定期的に手順に組み込みます。
このとき、アイデアは常日頃から思いついた時にメモしておくと便利かもしれません。
変化の習慣を使って、より実行しやすい習慣に進化させていきましょう。
まとめ
今回は、習慣のデメリット5つをご紹介し、デメリット解消で得られる未来やその克服方法について解説しました。
習慣の目的は、自分が望む未来を引き寄せることです。
習慣には行動のハードルを下げるメリットがありますが、同時にこの記事でご紹介したようなデメリットも存在します。
習慣のデメリットについて理解し、対処することが、習慣の目的である「自分が望む未来を引き寄せる」を実現するために不可欠です。
この記事で解説した克服方法で、ぜひ習慣のデメリットを解消し、あなたが望む未来を引き寄せてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。