みなさん、こんにちは!
- 書くことが曖昧で、何度も書き直しをして時間がかかってしまう…
- 自分の書きたいことを文字にするのに時間がかかる…
- 質の高いブログ記事を今より効率的に書く方法は?
- ChatGPTをブログ記事作成に使う具体的な方法は?
これらの悩み・疑問に向けて、ChatGPTを使って効率的にブログ記事を書く方法を紹介する記事を書きました。
ブロガーにとって、記事執筆の速度向上は永遠のテーマですよね。。。
特に初心者ブロガーの方は、自分の書きたいことを分かりやすい文章で書くことが難しく、時間がかかることだと思います。
そこで今回は、対話型AIであるChatGPTの力を借りてブログ記事作成を段階的に進める方法と、ChatGPTをブログ記事作成に使う際の注意点を解説していきます。
書くことが固まらない、書きたいことを文字にするのに時間がかかるなど、記事執筆時間に悩みを抱えている方はぜひ最後までお読みいただければと思います。
それでは、いってみましょう。
ブログ記事構成に必要な5つのパーツ
まずChatGPTを使う前に、ブログ記事を書くのに必要なパーツとは何でしょうか?
私たちが普段調べたいことがあったときに、どのようにネット検索するか?その手順から考えてみましょう。
検索手順から考える
何か知りたいこと・分からないことがあったとき、大体の人は以下のような調べ方をするでしょう。
- ステップ1知りたいことのキーワードでネット検索する
- ステップ2検索結果から知りたい情報が書かれていそうなタイトルをタップ
- ステップ3知りたい情報が書いてある場所を探して読む
- ステップ4知りたい情報を見つける
知りたいことを調べるユーザーは上記のような手順で自分の知りたい情報を探すでしょう。
では、ブログ記事を書く側として、ユーザーに記事を読んでもらうためにはどのようなパーツが必要でしょうか?
ユーザーが調べる手順から以下のパーツが挙げられます。
これらパーツごとにその役割と関係性について見ていきましょう。
パーツごとの役割と関係性
キーワード
ユーザーは自分の知りたいことに関連するキーワードで検索します。
例えば、ChatGPTの使い方を簡単に知りたいというユーザーは、
「ChatGPT 使い方 簡単」
というようなキーワードで検索するでしょう。
このようにブログ記事を書くとき、ユーザーが知りたいことをどんなキーワードで検索するのか?
イメージしておくことが重要です。
タイトル
キーワード検索した結果の中で、ユーザーは知りたいことが書かれていそうな分かりやすいタイトルのページを見にいきます。
またキーワード検索結果には、キーワードがタイトルに含まれる記事が表示されます。
これらからブロガーとしては
- キーワードをタイトルに入れる
- 書かれていることが分かりやすいタイトルにする
以上のようなことを意識することが重要です。
検索意図
ユーザーはそれぞれ、そのキーワードを検索した意図を持っています。
「ChatGPT 使い方 簡単」を再び例にすると、
- ChatGPTの使い方を簡単に理解したい
- ChatGPTを簡単に使い始めたい
- ChatGPTが簡単かどうか知りたい
これらのような検索意図が考えられます。
このような検索意図を意識することで、記事を読みにきたユーザーが知りたい情報を記事にすることができます。
その結果、記事がユーザーの知りたいを解決することにつながり、記事が読まれやすくなります。
想定読者
記事を訪れるユーザー=読者の背景を考えることで、読者の求める情報をイメージしやすくなります。
例えば、「ChatGPTをレポート作成の補助ツールとして使いたい大学生」という読者を想定するのであれば、
- ChatGPTをレポート作成に使うときの手順や注意点
- コピペの危険性
これらを記事に載せれば、より想定読者にとって価値のある記事になります。
記事のベネフィット
記事のベネフィットとは、その記事を読むことで読者にどんな良いことがある?ということです。
つまりこれまで考えた記事に必要な項目の集大成になります。
- どんな検索意図を持つ想定読者の
- どんな知りたいや分からないを
- どんな情報を提供して解決するか?
これらをまとめることで、どんなことを記事に書けば良い?が明確になります。
上記項目を揃えることで、読者の知りたいことにマッチした質の高い記事を書くことができます。
ChatGPTを用いた段階的な記事構成の手順
ブログ記事に必要な項目を紹介したところで、ここからは実際にChatGPTをつかって記事構成を作っていく手順を解説していきます。
基本的な手順
繰り返しになりますが、良いブログ記事を書くには
- キーワード
- タイトル
- 検索意図
- 想定読者
- 記事のベネフィット
上記の5大パーツが必要です。
初心者の方にとっては、これら5大パーツを考えていくのはなかなか時間がかかるものですが、
ChatGPTの力を借りることでかなりお手軽に5大パーツを考えることができます。
記事にしたいトピックが決まっていれば、あとは5大パーツを上から順にChatGPTに考えてもらうだけです。
具体的には以下のような手順で進めていきます。
- 記事トピック → キーワード、タイトル
- キーワード、タイトル → 検索意図、想定読者、記事のベネフィット
たった2ステップで5大パーツを作ることができます。
そしてその後、この5大パーツを使って記事本文(見出し、見出しで伝えること、本文)を作っていきます。
- 5大パーツ → 見出し、見出しで伝えること
- 5大パーツ、見出し、見出しで伝えること → 記事本文
記事本文の作成にもまたChatGPTを使うことができます。
プロンプト例
ここからは5大パーツ作成、記事本文作成のための具体的なプロンプトを紹介していきます。
1. 記事トピック → キーワード、記事タイトル
プロンプト:
あなたはプロのプロガーです。 あなたは与えられたトピックから記事タイトル、キーワードのペアを考えて
トピック:
[あなたの書きたい記事トピック]
2. キーワード、タイトル → 検索意図、想定読者、記事のベネフィット
プロンプト:
あなたはプロのプロガーです。 あなたは与えられたトピック、記事タイトル、キーワードから想定読者、検索意図、記事のベネフィットを考えて書き出して
トピック:
[あなたの書きたい記事トピック]
記事タイトル:
[1.の結果コピペ]
キーワード:
[1.の結果コピペ]
3. 5大パーツ → 見出し、見出しで伝えること
プロンプト:
あなたはプロのプロガーです。 あなたは与えられたトピック、記事タイトル、キーワード、想定読者、検索意図、記事のベネフィットから見出し、見出しで伝えることを考えて書き出して
トピック:
[あなたの書きたい記事トピック]
記事タイトル:
[1.の結果コピペ]
キーワード:
[1.の結果コピペ]
想定読者:
[2.の結果コピペ]
検索意図:
[2.の結果コピペ]
記事のベネフィット:
[2.の結果コピペ]
4. 5大パーツ、 見出し、見出しで伝えること → 記事本文
プロンプト:
あなたはプロのプロガーです。 あなたは与えられたトピック、記事タイトル、キーワード、想定読者、検索意図、記事のベネフィット、見出し、見出しで伝えることから記事本文を書いて
トピック:
[あなたの書きたい記事トピック]
記事タイトル:
[1.の結果コピペ]
キーワード:
[1.の結果コピペ]
想定読者:
[2.の結果コピペ]
検索意図:
[2.の結果コピペ]
記事のベネフィット:
[2.の結果コピペ]
見出し、見出しで伝えること:
[3.の結果コピペ]
上記のように、前段階までの出力をChatGPTに与えて、段階的にブログ記事構成の5大パーツを作っていきましょう。
理想の記事構成を作るコツ
ここまで、具体的な記事構成の手順とそれぞれのプロンプト例を紹介しました。
しかし上記のプロンプト例は、記事構成を作る基本の型です。
自分の作りたい記事構成を具現化するには、さらに工夫を凝らす必要があります。
条件を与える
まず最初の工夫としてプロンプトに記事構成の条件を与えてみましょう。
例えばトピックからキーワード、タイトルを考えるとき、以下のような条件を加えることができます。
条件をプロンプトに書き込むことで、自分が求める出力をChatGPTが出してくれやすくなります。
また、キーワードが検索する単語ではなく、文章で出力される、といった想定しない出力をChatGPTが出すこともあります。
そういった場合は条件に、
「キーワードは、文章ではなく単語に切り分けて列挙して」
と書き加えることで、自分の想定する形でChatGPTに出力させることができます。
このように出力を確認して条件を与えていくことで、自分の求める記事構成に近づけることができます。
段階ごとに微調整
続いて、記事構成の段階ごとにChatGPTの出力を微調整してみましょう。
条件を与えて思い描く記事構成に近づけたとしても、理想の記事構成をChatGPTが作ってくれることは稀です。
ここに記事構成を段階ごとに分けて考える理由があります。
記事構成を段階ごとに分けて考えることで、段階ごとにChatGPTの出力に修正を加えることができます。
キーワード、タイトル、検索意図など、ChatGPTの出力に修正を加えることで、次の段階を考えてもらうためのパーツの中身を微調整できます。
例えば、ChatGPTの検索意図の出力が自分の思っているものと若干違うときに少し文章を変える、などの微調整が考えられるでしょう。
またChatGPTは出力できる文字数に制限があるため、すべてのパーツを一度に出力するとそれぞれのパーツの出力が少なく、記事構成を考える材料が少なくなってしまうことがあります。
考える材料は多い方がいいので、パーツごとに段階を分けて出力した方が良いでしょう。
これらのコツを実践することで、ChatGPTの力を借りつつ理想の記事構成を作り上げていきましょう。
ChatGPTを記事作成に使うときの注意点
ChatGPTは記事執筆の頼れるツールですが、その使用にはいくつかの注意点があります。
あくまで記事作成のサポートツール
ChatGPTはあくまで記事作成のサポートツールとして使うことが望ましいです。
その理由は以下のとおり。
- ChatGPTは出力の正確性を保証していない
- ChatGPTは過去のデータを学習して回答を生成しているに過ぎない
- 完コピならあなたが書く意義がない
ChatGPTは出力の正確性を保証していない
ChatGPTの利用規約にもあるとおり、提供元のOpenAI社はChatGPTの出力の正確性を保証していません。
つまり、出力の中には本当かどうか怪しい内容も含まれていることがあります。
そのためChatGPTは、あくまで自分の考えや書きたいことを文字にする足掛かりの役割として使うべきです。
出力内容に間違った情報が含まれていないか、しっかり注意して使うようにしましょう。
ChatGPTは過去のデータを学習して回答を生成しているに過ぎない
ChatGPTはLLM(Large Language Models)と呼ばれる種類のAIで、
大量のテキストデータから学習し、人間の言語で表された質問に対して、人間の言語で出力を生成するAIです。
そのため出力は学習したデータによって決まり、ChatGPTは2021年9月までの過去データ(ChatGPTの回答による)までしか学習していません。
つまり、ChatGPTの出力を完コピしても2021年9月までに書かれた記事と同じ内容しか書けないということです。
書く記事に新しい内容を含めたい場合は、アイデアの組み合わせや切り口を変えるなど、完コピではできない工夫をしてみましょう。
完コピならあなたが書く意義が薄い
また、完コピであればあなたが書く意義が薄いです。
ChatGPTの出力を完コピするということはつまり、上記でも挙げたようにChatGPTが学習した過去データと同じ内容の記事になるということです。
ChatGPTが出力した内容が解決する悩み・疑問は、過去の記事で既に解消されているということです。
既に存在する記事と同じ内容を書くことに意義が全くないわけではありませんが、新しい内容を含んだ記事の方がその価値は高いでしょう。
書くトピックに関する新たな視点、情報やあなたの経験談を加えることでその記事を書く意義は高まります。
上記から、ChatGPTはあくまで考えを文字にするサポートツールとして使い、出力に工夫と修正を加えながら記事にしていきましょう。
まとめ
今回は、ChatGPTを使った効率的なブログ記事作成術として、まずブログ記事に必要なパーツを紹介し、プロンプト例を交えた記事作成の手順とコツ、注意点を解説しました。
ChatGPTをうまく使いこなすことで、スムーズに自分の書きたい記事構成を作ることができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。