みなさん、こんにちは!
仕事で、プライベートで、いつも特定の人に時間を奪われて、「もう無理!」と思った経験はありませんか?
例えば同じ話を何度もしてくる上司、遅刻やドタキャンで振り回してくる知り合い。避けたいけどうまく言い出せない状況ってありますよね。
自分の時間を取り戻したいけど、どう動けばいいかわからない…と悩んでしまうことも少なくないです。
ということで今回は、人の時間を奪う人をいなすコツについて解説し、時間泥棒の特徴や心理、具体的な対処法をご紹介していきます。
この記事を読むことで、「人の時間を奪う人」の心理や特徴がわかり、ストレスを減らしつつ、自分の時間を守る方法がつかめます。
「相手に振り回されず、貴重な自分の時間を守りたい!」と考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
それでは、いってみましょう!
人の時間を奪う人をいなすコツ
人の時間を奪う人を相手にするのは、ストレスを感じるものです。うまく相手をいなして、自分のペースを守れれば、無駄に疲れずに済みます。
では、どうすれば相手を上手くいなせるでしょうか。いなすコツは大きく2つに分けられます。
距離を取る
人の時間を奪う人に対して最もシンプルな対処法は、「距離を取る」ことです。
可能であれば、直接的な関わりを減らしましょう。
例えば、約束を守らなかったり、遅刻やドタキャンを繰り返す相手は、こちらの努力を無駄にすることをあまり気にしない傾向にあります。
キリを作る
距離を取るのが難しい関係性、例えば職場の同僚や上司、仕事相手の場合は、「キリを作る」ことを意識しましょう。
話が長引いてしまうのは、話のキリがないことが原因の一つ。キリを意識的に作ることで、話を切り上げましょう。
さらに、話のキリを作った後で、「時間だから」「そろそろ戻らないと」など、立ち去る理由を伝えると終わりを作りやすいです。
軽いアクションで会話を終わらせる習慣をつけることで、必要以上に時間を奪われることを防げます。
人の時間を奪う人の特徴
人の時間を奪う人の特徴は以下の4つです。
自分のことで頭がいっぱい
自分のことで頭がいっぱいなタイプの人は、相手の状況や感情に無頓着で、無意識に自己中心的な行動をとりがちです。
自分のやりたいことや話したいことを優先するのは一概に悪いこととは言えませんが、他者への配慮とのバランスが悪く、結果として相手の時間を奪うことになりがちです。
たとえば、会話のほとんどが自分が喋ってる時間になっていて、相手を反応や相槌を打つ機械のように扱ってる人が当てはまります。
おしゃべりモンスター
おしゃべりが好きで、満足するまで誰かと話していたいというのも、時間を奪う人の特徴です。
このタイプの人は、内容は関係なく話すこと自体がストレス発散方法になっている場合が多いです。
休憩のとき、一人でいることは皆無で、話し相手を捕まえたらなかなか離してくれません。
話がまとめられない
人の時間を奪う人は、要点をまとめられない人が多いです。
伝えたいことがまとまってなくて、結論にたどり着くまで時間がかかり、メールや報告、会話などが長くなってしまいます。
そして話がまとまらない人には、話のまとめ方・伝え方を単純に知らない人と、知っていても変える気がない人の2タイプがあります。
変える気がない人には特に要注意です。
約束を守らない
約束を守らず、時間にルーズなことも、人の時間を奪う人の特徴です。
遅刻やドタキャンを繰り返す人は、相手がその時間のために準備したり、スケジュールを調整したりしている労力にまで想像力が働きません。
付き合い方を見直す必要がある相手筆頭です。
人の時間を奪う人の心理
人の時間を奪う人が持つ心理には大きく分けて以下の3つがあります。
承認欲求が強い
人の時間を奪う人は、「他者に認められたい」「自分を誇示したい」という承認欲求が強い傾向にあります。
人の時間を奪う人の特徴として、自分のことで頭がいっぱいと紹介しました。
その原因は簡単にいうと、「自分はすごい」ということを他者にアピールして自己肯定感を得たいという心理からきています。
自慢話ばかりで時間を奪ってくる人は、総じて承認欲求が強いです。
不安を感じている
不安を感じやすい、心配症な方も、人の時間を奪う人になりやすいです。
一人でいることに過度に不安に感じ、誰かとつながっていたいという気持ちから、ずっと雑談していたいと、意識的か無意識的か話が止まらなくなるケースがあります。
また、自分の話がきちんと伝わっているかを不安に感じ、同じ話を繰り返してしまうこともあります。
他者を尊重しない
人の時間を奪う人の中には、相手を尊重する気持ちが薄い人もいます。
遅刻やドタキャンを平然と繰り返すのは、相手の状況や感情を考慮する習慣がないためです。
無意識的に、自己中心的な立ち振る舞いをすることが多く、相手の視点を考える発想すらない心理が、時間を奪うことにつながっています。
よくある時間の奪われ方と対処法
ここからは、仕事やプライベートでよくある時間の奪われ方とその対処法をざっくりと3つご紹介します。
興味のない長い雑談に付き合わされる
無駄に長い雑談に巻き込まれると、時間も取られるわ、疲れるわで良いことは一つもありません。後ろめたさゼロでさっさと退散しましょう。
先にご紹介した「キリを作る」と話の区切りができて会話を終えやすいです。
退散する理由がないと不安という方は、腕時計や掛け時計を見て「時間だから」と切り上げたり、スマホを確認して「行かないと」とやらなきゃいけないことがあると暗に伝え、自然にその場を離れましょう。
同じ話を何度もされる
相手が繰り返し同じ話をする場合は、その話は何度も聞いたこと、そして今の自分の理解を伝えましょう。
これは、上司が特定の仕事の件で、何度も同じ確認をしてくるケースなどが当てはまります。
何度も同じ確認をしてくるのは、上司が、「自分の話が誤解なくちゃんと伝わっているかな?」と不安を感じている表れです。
あなたが理解していれば、同じことの確認は双方にとって時間を奪われることなので、「こういうことですよね」と、あなたの理解をまとめて伝えましょう。
不安が解消されれば上司も同じ話を何度もしてくることもなくなります。
約束に遅刻・ドタキャンされる
約束に遅刻・ドタキャンされるのは、おそらく最も不必要な時間の奪われ方です。
しかし、他の2つのケースと違って、遅刻・ドタキャンに悩まされてる瞬間にその相手はいない、その場で対応できない異質な問題となります。
なので事前に働きかけるか、遅刻・ドタキャンされた後に事後対応するしかないです。
もし、関係を続けたい理由が特にないのであれば、相手との距離を置くのが最も手っ取りかつ早く簡単です。
しかしどうしても関係を続ける必要がある場合は、次回以降の約束で「待つ時間を減らす」工夫をしましょう。
たとえば、待合わせ時間をあらかじめ繰り上げておく、前日に確認の連絡を入れるなどです。
人の時間を奪う人をいなす時のマインド
人の時間を奪う人をいなす時に持つべきマインドがあります。
それは、
- 自分のペースを貫く
- 相手の機嫌を損ねないようにすることは目標に入れない
この2つです。
あなたは自分の行動と気持ちをコントロールする力を持っています。しかし、他人の行動や感情をコントロールするのは至難の業です。コントロールできないと思った方がいいでしょう。
つまり、あなたがどれだけ相手を思った行動を取ろうとも、相手が機嫌を損ねる可能性はあるということ。
相手の機嫌はコントロールできないことなので、相手の機嫌を損ねないようにすることは目標に入れないでおきましょう。
ただ、傍若無人にどんな態度を取ってもいいわけではないことも心に留めておいてください。
相手の機嫌を損ねないようにすることを目標にしない、ただできる努力はする。このスタンスで自分の時間を守ってください。
これは「相手の機嫌を損ねない」と「自分の時間を守る」のどちらがあなたにとって大事かという話です。
相手のためになるなら自分を犠牲にしても構わない、というなら問題ないです。もちろん機嫌を損ねない保証はありませんが。
ただ、自分の時間を守りたいなら、優先すべきものは何か改めて考え、行動すべきでしょう。
まとめ
今回は、人の時間を奪う人について、その特徴や心理、いなし方や具体的な対処法について解説しました。
いつも特定の人に時間を奪われてストレスを感じている状況で、かつその現状を変えたい方は、今とは異なる働きかけ・行動が必要です。
今、一歩目を踏み出せないでいる方は、踏み出そうとしている一歩目がデカすぎるのかもしれません。
大きく行動を変えるのは簡単ではないです。まずは、やろうとしてることを分解して、今の自分でもできそうと思えるところから始めてください。
例えば、「何度も同じ話をしてくる上司に切り出そうとしたけど、できない。話が終わるのを待つしかない。」となってしまう場合、切り出すことを分解しましょう。
切り出すとはつまり、相手に言葉を返すことです。上司の話に対して、相槌だけだった反応に、自分が重要と感じた上司の言葉をオウム返しすることを加えてみましょう。オウム返しに慣れたら、次は自分の理解を言葉にして返す、次は「それはお聞きしました、こういうことですよね」と返す。
こんな感じでやることを分解して始めてください。
ほんの少し、今までの行動を変えることができれば、自分のペースを貫く自分に近づいて、時間を奪われづらくなっていくでしょう。
階段を登るように一段一段、取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。